女子十二楽坊の孫媛さんを勝手に
    熱烈に応援するファンの集まりです。

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  公演以外の応援レポをまとめます。
(資料館【応援】スレより転記)

西遊記  (2006年日本公演 関西3公演遠征記)  masaru

(つづき)
一日空けて火曜日の昼過ぎに私は徳さんとの待ち合わせ場所、姫路へ向けて出発しました。丹波に帰っている間は全くのネット難民になるので、途中のマックに立ち寄り、私は昨夜書いておいた旅行記を資料館へアップすることにしました。ノートPCなので操作性が限られている上に、適当に区切って送信しても「文章が長すぎます」のエラー続出。何度か悪戦苦闘している間に順番がめちゃめちゃにm(_ _)m。
姫路で合流した私たちは先ずSIMAさんに電話して待ち合わせを確認後、たつの市へ。距離から見て1時間ぐらいかなぁと思っていたところ、2号線バイパスに乗ったら10分でたつの市に到着、赤とんぼホールを見た後にまだ時間があるので市内散策に出かけました。播磨の小京都、たつの市はずっと以前から行きたくてまだ行っていない町で念願叶いました。竜野城、この町出身の作詞家三木露風を偲ぶ“赤とんぼ歌碑”から、一瞬時間が止まったような錯覚に陥る古い町並みに入ると、道路の側溝蓋もマンホールも赤とんぼのデザイン、街灯のスピーカーから童謡《赤とんぼ》のメロディーが・・、小さな醤油工場からはもろみの香りがしてくるような気がしました。そこで見つけた一軒のお味噌やさんにお願いして作業場を見学させてもらいました。今年85歳になるとても親切ですてきなおばあちゃん、蒸し釜や発酵室の説明を受け、歴史や苦労話を聞かせていただきました。時間をとらせてしまい、ありがとうございました!
散策に時間をとりすぎて気づくと開場5分前!慌てて赤とんぼホールに戻ると2カ所ある駐車場は満車、少し離れた河川敷の駐車場へ。間に合うかなぁ・・開演10分前に入ってSIMAさんと合流した私たちは、3人しかいなくてちょっと心細いけど、自己紹介全員へのコール、[依拉拉]での手拍子、を確認してこの夏一番であろう3列やや右側の座席へ。(アンコールで「薄紅」に収録の[赤とんぼ]を演奏・・なんてサプライズは、バック音源がテープじゃ無理だなぁ。。)
いよいよ開演、1曲目の[在那遥遠的地方]は何分にもフォーメーションがまずい・・ビンちゃんと媛媛が前に来て、いきなり対面するかたちとなってしまい、媛媛は最初にこちらをちらっと見て一瞬とまどったような表情で、それからはなるべく遠くを見るように、それでもいつもの媛媛スマイルで演奏が始まりました。他に始まってすぐに「媛縁寺Tシャツ」の私たちに気づいてくれたのは蔣瑾さん、「あっ、また来てる・・、ムフフ」という感じ。次に松梅さん、こちらを見てにっこり!

媛媛の髪型は大阪国際会議場の後ろで大きくまとめたアップではなく、肩の前後に分けて垂らした能勢のときの髪型、いわばAバージョンになっていました。“見覚えのある目標物体?”が私たち二人だけなので、媛媛はときどき、そして確実にこちらを見て微笑んでくれます。「今日はあたし握手会はなしよ、ウフ^^」媛媛は髪型で握手会の出欠のサインを送ってくれているような錯覚に陥ります。
[チャルダシュ]が終わり大きな拍手が・・もちろん「ブラボー」のかけ声はない。私はとっさに「好~!」と叫びました。このあとのメンバーコールの練習のつもりでもあったのです。[感謝年華]が終わりいよいよメンバー紹介。「全員だね・・」自分に言い聞かせるように隣の徳さんに言い「すんてぃん~」「いんいぇん~」・・なんとか声が出せた・・「びんちゅい~」「めぇめぇ~」「すんいぇん!」・・やった!順調だ。ここでMCがビンちゃんに変わりいきなり「じょんばお~!」 左に目をやるとSIMAさんが身を乗り出している。おまけに頭の上でうちわを振っている。メンバー全員笑っている・・。これで私たちのまわりも楽坊メンバーも皆緊張がほぐれた!(SIMAさん、やるなぁ・・、でも一瞬suzuさんかと思ったぞ^^)
最後石娟さんの紹介が終わったときに、私の右隣に座っている初老の男性が声をかけてきました。
「すんません、前、あの琵琶のところにじゃんさんという人がいはりましたなあ?」
「ああ、張爽さんですね」
「今日別の人がいはりますなあ、前の人はやめはったんですか?」
「いや、まだその・・、完全にやめたわけではないのですが、ちょっと・・今回は別の人が」
「あぁ・・、そうですか・・、ありがとう・・。」
その横顔からは失望と寂しさが痛いほど伝わってくる。(私も同じ気持ちなんだよ!)心の中で私は叫んでいました・・。
やがてアンコールに・・その[世界に一つだけの花]で思わぬ出来事が。客席前半から手拍子が起こったのです。私たちが仕掛けたものではありません。ほとんどの人が参加していました。これはこれまでの会場では無かったことです。メンバーも全員ノリノリで最後の[自由]に突入、大手拍子になりました。そして舞台袖に入るとき、媛媛は確実にこちらに微笑んで手を振ってくれました。しっかり目が合いました^^。

旅銭も限りある私たちは今日の握手会はパスです。そのへんは割り切っています。私は喫煙所で一服して握手会ロビーに戻ってくると、徳さんが「媛縁寺応援ウェア第2弾」をSIMAさんに羽織らせていました。
masaru:「徳さん、何してるの?」
徳:「影武者作戦です」
masaru:「影武者って・・?」
徳:「このウェアはまだAグループには披露してないからね^^」
masaru:「そんなもの見せてもしょうがないと思うけど・・」 (それに・・・SIMAさんのTシャツにはビンちゃんの写真がプリントしてあるし、手には宝ちゃんの写真のうちわ持ってるし、もう・・無茶苦茶やで(-_-)・・)「じゃ、SIMAさん、がんばってきてね(^_^;)」
握手会後、SIMAさんとはNHKホールでの再会を誓い、お別れをしました。徳さんと私はバスを見送ってから、今回の4日間3会場で出会い、お世話になったたくさんの方々への感謝と、応援成果を確認しつつ帰途につきました。
 
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